先日、長年ブログ運営でお世話になってきた老舗レンタルサーバー・ロリポップ!から、2016年6月22日にサービスが始まった、まだ新しいレンタルサーバーであるMixHost
に引っ越すことにしました。
レンタルサーバーの移転という、想像しただけで面倒くさい作業を、しかもブログ運営期間は無駄に長いものの、「データベース? SSD? LiteSpeed? ナニソレ?」な私が、それでもサーバーを引っ越す決心をしたのには理由がありました。
苦労してでもサーバーを引っ越ししようと決心した理由とは
以前は無料ブログを利用していたのですが、ある時から「自分でサイトを運営しよう」と思い立ちました。その際、初心者にもわかりやすく値段も試しに始めてみるにはちょうどいい安さのロリポップ!に決めました。それが2007年9月のこと。
以来10年間、何の問題もなく快適に、そして超がつくほどの素人の私でもワールドプレスの運営を続けてこられました。
趣味のブログを運営している程度なので、表示スピードや何やらは私には程遠い世界の話。独自ドメインを安価で運営できるロリポップ!には満足していました。
しかし昨年(2017年10月)より「503エラー」が続出し始めました。最初は「そのうち直るだろう」という軽い気持ちで放っておいたのですが、その後困った事態に。
503エラーは日に日に増え、リロードしたり書いた記事をレビューするたびに503エラーが頻発するようになり、さすがにこれはまずいのでは?と思い始めました。
そこでサポートに連絡してみたところ、503エラーが出る状況を詳しく教えてほしいとのことだったので、時間やどのタイミングでそうなるのかを調べ返事をしました。
ただ、正直その時点ではどのタイミングでエラーが出るとかそういう問題ではなく、いつでもどのタイミングでも503エラーになるため、これに応えることで解決につながるのか?という疑問を持っていました。
その後、「以前使っていたプラグインの画像が残っていてそれがディレクトリのアクセス上限を超えるため503エラーが出ている」という連絡があり、その画像を一つ一つ消していくという、地味に大変な作業をすることになったのです。
画像が残っていたのはTypePad emoji for TinyMCEというプラグイン
ロリポップから指摘された「残っていたプラグインの画像」とは、「TypePad emoji for TinyMCE」というプラグインでした。
「TypePad emoji for TinyMCE」とは、ワールドプレスで書く文章の中に、携帯メールやスマホで使うような絵文字を入れられるというプラグインです。
文章だけでは硬くなりがちな文章を、絵文字を使うことによって柔らかく、また文章を読みやすくする効果や、親しみやすい印象を受ける効果があります。
ただ、当初はブログ運営で多用していた絵文字も、年齢を重ねていくうちに「砕けすぎているな」と感じるようになり、プラグインを削除しました。それが5年くらい前のこと。
プラグインは削除したものの、それまでTypePad emoji for TinyMCEによって絵文字を入れいてた箇所には
<img style="margin-left: 3px; margin-right: 3px; vertical-align: middle;" src="サイト・ブログのURL/wordpressディレクトリ/wp-content/plugins/typepad-emoji-for-tinymce/icons/01/sun.gif" alt="" width="16" height="16" />
といったタグが埋め込まれたまま。プラグインは削除してあるのでタグで指定した絵文字は表示されないのでそのままにしてありましたが、このタグが呼び出すことで負担がかかってエラーが出ているとのことだったので、タグを削除することにしました。
当時は多用していた絵文字だったので、一つ一つ削除するのは気が遠くなりそうとおもわれましたが、「Search Regex」というプラグインを使うことで一気に削除することができました。
この場合、削除ではなく「置き換え」でしたが。「Search Regex」で「sun.gif」を「。」に置き換える指示をして実行。こうすることで文末についていた絵文字を読点に変えることができ、ほとんど違和感なく絵文字を削除することに成功。
絵文字のタグは「sun.gif」だけでなく「happy.gif」「happy02.gif」「shine.gif」「heart.gif」「heart01.gif」「smile.gif」などなどなど、200以上あったのでそれなりの時間がかかりましたが、それでも一つ一つ削除するよりははるかに楽でした。
これで503エラーを解決!と思いきや
これでエラーを回避できるのならと「Search Regex」を使いながら削除し、さぁこれでエラーが出なくなるぞ!と思ったのもつかのま、その直後から以前と変わらずエラーの連発。この時のガッカリ感たるや(>_<)
何が辛いって、やっと見つかった解決策が「これじゃなかった」「じゃぁ次はどうしたらいいの?」という手探りの状態にいることでした。自力で原因を見つけるには、思い付いたことはすべてやりつくしてしまっていたからです。
再度サポートにメールし事情を話したところ、次の指示は「画像が多いので削除するように」でした。ただこの指示にも少々疑問が残りました。
画像が多いといっても・・・1記事に1写真ある程度で、動画を多用しているわけでもないのに・・・?
しかし、こちらは考えうることは手を尽くした後で、言われたことしか動けないような状態だったため、違和感を感じましたが画像圧縮プラグインを入れ対応。
画像圧縮に使ったのはEWWW Image Optimizer
画像を削除するようにと言われても、どの画像も必要最小限、どれもそこに説明として必要だからこそ画像を置いたわけで、無駄な画像などそうあるわけではありません。
その時に思い出したのが画像を圧縮するプラグインを使ってみるということでした。
何度も書いていますが、画像を多用しているブログではなかったため必要性は感じていませんでしたが、削除するようにという指示が出た以上、まずは圧縮して負担を減らしてみるのも必要なことかもと思いました。
画像を圧縮するプラグインはいろいろありますが、有名な「EWWW Image Optimizer」を使いました。圧縮率で言えばもっと高いプラグインもありましたが、「EWWW Image Optimizer」はすでにアップロードしてある画像も圧縮してくれるので、今までの画像を圧縮し、これからアップしていく画像を自動で圧縮してくれるという機能は今後のブログ運営に役立つと思ったのです。
「EWWW Image Optimizer」を使用したおかげで、かなりの負担回避になったと思います。これでやっと503エラーから逃れられる!今度こそ!という祈るような気持ちでした。
しかし、そんな期待はあっけなく裏切られ、圧縮した直後から503エラーは出続けました・・・
503エラーが頻発し続けた結果
ちなみに、サポートとのやりとりをこうして書いていますが、1つ質問すれば答えが帰ってくるのは中1~2日くらいあいたあと。だから、原因と思われる事象にたどり着くまでかなり時間がかかります。
最終的にこのやりとりは10数回続くことになります。結論から言えば、503エラー問題が解決したのは三ヶ月後でした。
503エラーが頻発し、その状態が三ヶ月続いた時、サイトはどうなったかと言えば・・・それまで検索して1ページに出てきていた記事はことごとく圏外にはじき飛ばされました。
503エラーが頻発し始めた10月を境に、アクセス数は半分になりました。これは・・・私は趣味ブログだからいいとしても、ブログで生計を立てている人にとっては死活問題となるのでは?
引っ越すならエックスサーバーのつもりだった
当初のやりとりで、ロリポップ側から「上位プランに変更しても変わらない」と言われていたため、エラーの原因はこちら側にあるのだと思っていました。だからここで自力で何とかするしかないのだと、三ヶ月奮闘してきたのです。
しかし、何をやってもエラーを回避することができず、ほとほと困り果てていた時にフト目に入ったのが、サーバーをエックスサーバーからmixhostに変えたという方のレビューでした。
私も、「もしサーバーを変えるような日がくるとしたらエックスサーバーかな」と思っていたことと、そのレビューを書いたのは有名なブロガーさんであることから、俄然mixhostに興味がわいてきました。
新規参入の会社ながら、サポートがとても速い上に手厚いという話だったので、今回の503エラーをサーバー移転によって回避できるのか、そもそも上位プランに変えても無理だと言われたけれど本当にそうなのか?ということを聞いてみました。
すると「503エラーにつきましては、原因につきましては特定出来かねますが、多くの場合サーバーへの同時アクセス数の制限を超えていることが原因かと存じますので、
弊社のサービスにて適切なプランをご選択頂くことで回避して頂くことが可能かと存じます」との返事が。
この返事には心が踊りました。どうにもならずに困っていた頭上に光が差した気分でした。さらにmixhostでは「移転代行」という有料サービスがあるのですが、それが可能かどうかも事前に無料でチェックすることが出来るというのです。
早速お願いしたところ、現在503エラーが出ているサイトも、問題なく移行できるということが判明したのです。やった!
ただ、この時点ではまだmixhostへ引っ越しするかどうか決めかねていました。なぜなら、他に比べて安いとはいえ、引っ越し代行に1万円程度かかります。
自分で引っ越しをしてもし失敗したら・・・と思うと、そのサイトだけはどうしても代行をお願いしたいところ。
一番いいのは、このままロリポップにいて503エラーの原因を追究し、解明して運営を続けていくこと。そうすれば代行費用もかからないし、手間もありません。
ではなぜそんな苦労や費用をかけてまで、素人の私が引っ越しを決心したのかと言えば・・・
なんとしても原因を解明したい私は、すがる思いでロリポップのサポートにメールをしました。「どうしてもエラーの原因が見つからず、他のサーバーへの移転も考えている」と。
すると次に来たメールがこれ。
「お問合せの件につきましては、引き続き503エラーが「発生するという状況とのことで、ご不便をおかけいたしております。
本件について調査いたしましたところ、弊社側で行っている同時アクセス数制限による影響のため、503エラーが発生している状態でございました。
通常、「同時アクセス数制限」の状況はユーザー専用ページの〔サーバーの管理・設定〕>〔同時アクセス数制限履歴〕メニューにてご確認いただくことが可能でございます。
しかしながら、弊社のシステム上で不整合が発生しており、同時アクセス数制限の履歴について、お客様のユーザー専用ページ上に表示されない状況が発生しておりました。
この度はお客様へご不便をおかけしてしまい、誠に申し訳ございません。
なお、現在は同時アクセス数の上限値を超えておらず、同時アクセス数制限を解除させていただいているため、503エラーにつきましても緩和されているかと存じます。」
正直、そう言われても私にはピンときません。何が原因だったのか、専門用語がいま一つ理解できていません。
ただこのメール以降、あれだけ頻発していた503エラーがピタリと止まりました。本当にピタリと、です。
苦労してでも乗り換えるという決心をもらったと思えば
これまでのメールのやり取りでは、「こちらに非がある」というニュアンスを感じていたし、私もそう思っていたため言われたことをコツコツとやってきました。
しかしサーバー側の「表示されない状況が発生していた」おかげで、しかもそれが三ヶ月も続き、その間ずっと503エラーに悩まされ、その結果検索順位もアクセス数も落ちてしまったのは事実です。
この三ヶ月の間、メールで何度もそのことは伝えてきました。しかしやっと本腰をあげてくれた(という印象を受けています)のは、「サーバー移転を考えている」という言葉を出してから。
これは脅しでもなんでもなく、mixhostで今回の件が解決出来そうだからそちらに移転するかもしれないけれど、できれば長く続けてきたロリポップでこのまま続けたいという思いだけでした。
毎日503エラーのことばかり考え、何が原因なのかということばかり考えていたこの三ヶ月でしたが、それが突然解決したことで、嬉しいというよりもキツネにつままれたような感じというのが正直な気持ちでした。
しかし時間が経つごとにじわじわとやるせない気持ちが湧いてきたので、「503エラーが頻発し始めたのは2017年の10月頃からですが、それから現在まで三ヶ月、不具合の発生に気づかなかったということでしょうか?」とメールをしました。
そしてその返事が
「503エラーが出る現象の原因特定に時間がかかっていたことにつきましては、誠に申し訳ございません。
システムで発生していた不整合の発見に時間がかかったことが原因となります。
お客様にはご迷惑をおかけいたしましたことを重ねてお詫び申し上げます。」
でした。
うーん。
誰が悪いというのではないのかもしれません。というか私にはそれすらわかりません。これがレンタルサーバーにおいてよくあることなのか、そうでないのかすら。
しかしこのことで、どんなにサーバー移転が困難であっても、このレンタルサーバーから引っ越しをする!という強いモチベーションが沸き上がりました。
ロリポップは決して悪いサーバーではありません。だからこそ10年も利用を続けてこられたのです。それにこういったことは普通に起こることなのかもしれません。
ただ、私にとっては今回のことがいいきっかけになったということなのでしょう。サイトも育ってきて、レンタルサーバーを変えるタイミングだったのかもしれません。
ということで、困難が待ち受けているのは容易に想像がつきますが、サーバー移転を決行します。サーバー移転をした諸先輩方、私に力を・・・!!