入れるだけで料理の味にグンとコクが出るあめ色玉ねぎ。大量の玉ねぎを長時間炒め、甘味を引き出すことで、独特の旨味の素になるのです。
しかしあめ色玉ねぎは作るのが大変!弱火で1時間、焦がさないようにじっくり炒め、もちろん焦がさないようにそばに付きっきり・・・なんて料理の度に出来るわけがない!
でも白崎茶会のレシピなら、驚くほど簡単にあめ色玉ねぎが作れてしまうのです!今まで時間と手間をかけていたのは何だったの!?と思うほどあっさり作れます。
白崎茶会とは
白崎茶会とは、白崎裕子さんが主宰する料理教室のこと。神奈川県・葉山の海辺に建つ古民家にて、オーガニック料理教室「白崎茶会」を主宰、小麦粉、卵、乳製品を使わないお菓子やパンのレシピを日々考案しています。
白崎裕子さんは、2001年にオーガニックカフェ「豆花茶席」オープンし、料理教室「モダン茶会」を開催。
その後2008年には逗子「陰陽洞」主宰のスイーツ&パン教室「インズヤンズ茶会」の講師を担当したあと、2009年より海辺のオーガニック料理教室「白崎茶会」を開催、現在に至っています。
写真を拝見するだけだとキリリとした美しいお顔立ちですが、動画で見せるお茶目な様子にファンになる方もきっと多いはず!
また、マクロビオティックでありつつも、見た目も美しく食べても美味しい料理は、これまでたくさんのマクロ本を読んできた私にとって「これ以上のものはない!」と思うほど。
特に手に入れにくい材料もなく作り方もシンプルで簡単♪ その上健康にいいのですから・・・言う事なしです。
白崎茶会版・あめ色玉ねぎの作り方
それでは白崎茶会の簡単あめ色玉ねぎの作り方を紹介します。
ちなみに白崎茶会の動画では、あめ色玉ねぎではなく「炒め玉ねぎ」と紹介されています。
この二つにどのような違いがあるのかはわかりませんが、実際に私が作ってみた感じでも違いはわからず、あめ色玉ねぎという印象でした。
さて、それでは早速あめ色玉ねぎを作っていきます。
材料はこちら。
にんにく3かけ
菜種油大さじ3
塩小さじ1×3回
玉ねぎは繊維を断ち切るように薄切りにすることがポイント
まず玉ねぎをカットします。
半分に切った玉ねぎを薄切りにしていきますが、ここでポイントが一つ。それは玉ねぎの繊維に沿って薄切りにするのではなく、繊維を断ち切るようにして薄切りにすること。
白崎裕子さんいわく、
「(繊維に沿って切ると)繊維が残ってしまうため、1時間くらい炒めても小さくならない」
からなのだそう。
繊維を断ち切るように切ると、みじん切りで作るよりもずっと早く炒め玉ねぎができるのだそうですよ。
にんにくも同様にカットしておきます。
5分炒めたら塩を入れ冷ます
薄切りにした玉ねぎをフライパンで炒めていきます。
ここでのポイントは、強火で5分炒めたら火を止め、塩を入れて冷ます ということ。こうすることでかさのあった玉ねぎがしんなりとして小さくなります。
この時のフライパンは鉄製がおススメだそう。
さらに、同じ作業を3回繰り返します。
つまり、①5分炒めて火を止め塩を入れ冷ます ②5分炒めて火を止め塩を入れ冷ます ③5分炒めて火を止め塩を入れ冷ます、これで終わり。
ニンニクは2回目の加熱時に入れるといいそうですよ。
出来上がりはこんな感じ。
簡単に、でもしっかりとあめ色玉ねぎになりました。
出来上がったあめ色玉ねぎは、粗熱をとったら容器に入れ保存、1週間ほどで使い切るようにし、使い切れる分だけ残して冷凍保存しておくのがよいでしょう。
手順はこちらの動画を参考に。
炒め玉ねぎの使い方
簡単に作った炒め玉ねぎを小分けにして冷凍保存しておけば、料理のベースとしてサッと使うことができてとても便利です。
カレーに使えばコクのある味に仕上がるし、シンプルなスープも炒め玉ねぎのおかげで深い味になります。
また、パンを作る際にパン生地に練り込んでも美味しいし、ピザに乗せても美味しいでしょう。
1度作ってしまえば数回楽ができるあめ色玉ねぎですが、白崎茶会のレシピならその都度作ることもできそうなほど簡単!時短♪
「もう一つ料理にコクが欲しい!」と思ったらすぐに作れるあめ色玉ねぎ、ぜひお試しください。
【このレシピはこちらの本に紹介されています】