花王から発売されている、次世代白髪染め「リライズ」。私は普段からヘナで染めていてそれで満足しているのですが、それでも1つだけ不満をあげるなら「生え際の白髪がすぐに目立ってしまう」こと。
もちろんその部分をヘナで染めることもできますが、染めた部分が鮮やかなオレンジになり、それが落ち着くまでしばらくは「いかにも白髪を染めている」という感じになります。
また、ヘナの効果をしっかり感じるにはある程度の時間をおかなければならず、ヘナの付着汚れを防ぐため薄着になるので気温が高い時期ならまだしも、寒い季節はつい染めるのが億劫になってしまいます。
「生え際だけ、気になった時にサッとケアできれば」
「白髪染めするぞ!と気合を入れなくても簡単に効果が感じられる白髪染めはないのか」
と、ずっと感じていました。
そんな思いに花王のリライズが応えてくれました。これからは生え際の白髪はリライズ頼みになりそうです。
リライズはこれまでのヘアカラーとは何が違う?
花王のリライズは、これまでの白髪染めとは全くもので、「白髪染め=髪が傷む」というものでは全くなくなったということ。
なぜならリライズは、植物から成分を抽出して麹の発酵技術を応用した製法で作られた黒髪メラニンのもと「ジヒドロキシインドール」だけで染めるからです。
続けて使うことで(公式サイトでは3回連続して使用することで効果が出るとあります)黒髪メラニンのもとが髪の表面に付着し、髪を傷めることなく自然な黒髪にしてくれるのです。
新しい商品なのでまだ口コミも少なく、あまり効果がわからないのですがこれはどうしても試してみたくなりました。
実はリライズを知ってから購入に至るまでには少し時間がありました。実際にリライズを使った方たちの口コミを読んでから使いたかったからです。
しかしなかなか使用したというブログも見つからなかったため、待ちきれずついに購入。リライズの効果は自分で試してみることにしました。
リライズで白髪は本当に染まるのか?使用後をレビュー
いくつかのドラッグストアを見て回りましたが、どこのドラッグストアにも確実にありました。小さなドラッグストアでも取り扱いがありました。
しかし残念ながら今のところ値段は一律。どこも同じ値段でお徳に買える店はありませんでした。
リライズには「黒髪用」と「グレーヘア用」があります。またそれぞれに「ふんわり仕上げ」と「まとまり仕上げ」があります。
私は「黒髪用のまとまり仕上げ」をチョイス。初めてなのでサーバー付きのものを選びました。次回からは付け替え用を買えばOK。
値段は本体と同じですが、付け替えの方が量が多いようです。
リライズの塗り方
さて、早速リライズで白髪を染めていきます。
付属の手袋を装着し、気になる部分に塗っていきます。手袋は大きくて塗りづらいので、ピッタリしたタイプの物がおススメです。
私は普段ヘナを塗る際には、ゴム製の使い捨て手袋を使用しています。作業のしやすさは抜群にいいです。
手袋をした手に直接リライズを適量取り、顔の生え際を中心にリライズを塗っていきます。ちなみに使い方としては「シャンプー後の濡れた髪に塗布」とありますが、私はヘナと同様に乾いた髪に直接塗りました。
以前ヘナを濡れた髪に塗って液だれして大変なことになったことがあり、それ以来乾いた髪に塗っています。この方が色の入りが良いような気がします。
リライズは固くもなく緩すぎもせずのテクスチャー。
リライズが全然染まらない!
ところで今回のリライズも、塗る前から自信がありました。1度で染まる自信が。
しかし考えてみたら、リライズは色素が徐々に入って行くことで染まるわけですから、1度の使用で黒く染まるはずがありません。
でもこれまでヘナを1度にきれいに染め続けてきた自信がこんな場面でも出てしまったのでしょう。1度目のリライズをし終わって鏡を見た時のショックって言ったら!
全然染まってない~!!
5分ではなく30分近く置いておいたにもかかわらず、白髪は白髪のまま。まったくもって染まった様子が、これっぽっちもありません。その敗北感たるや!
正直、仕上がりを見て「これは失敗だったか?」と思いました。安い買い物ではないだけにショックが隠せません。
でも仕方ありません。私が購入したこの時点ではまだまだ口コミが少なかったのだから。染まり具合を多方面から商品をチェックすることが出来なかったのですから。
【写真あり】2度目の塗布にて大成功
敗北感に打ちひしがれながら、次の日に2回目の塗布。前日と同様に濡れた髪で30分ほど放置。これは特に長く置こうと思ったというよりも、半身浴をしながら動画を見ていたら時間が過ぎてしまった、という感じです。
いよいよ2回目のリライズを流します。1度目もそうですが、流した時に黒い水が出るものの、しっかりすすげばいつまでも黒く残ることはありません。
また、1度目はすすぎが足りなかったのかタオルに色がつきましたが、洗ったらきれいに落ちていました。
リライズの匂いですが、ケミカルな匂いは全くないのであのツンとくる匂いが苦手な人にはいいと思います。
ただしいて言えばちょっと生臭いような気がする?ただそれも1度目だけで、2度目は気になりませんでした。
さて、2度目のリライズ塗布をした後、早速染まり具合を見てみると・・・
黒い!
この1度目と2度目の差! 1度目はまるっきり色が入っていなかったのに、2度目でしっかりと色が入りました。比べてみるとよくわかると思います。
真っ黒というほどではなく、ほどよい黒で他の髪との馴染みも抜群。むしろもう1度染めてしまうと墨のような真っ黒になってしまったら嫌だな・・・と思うほどでした。
2度目にしてここまでしっかり色が入るのは意外でした。それにしても1度目と2度目の色の入り方が違い過ぎて・・・(^_^;)
2度目まででも良かったのですが、ここは取説にある通り続けて3度目の塗布を行いました。しかし心配していたように墨黒になることもなくいい感じの黒髪に♪
それにしてもなんて気軽に染められたのでしょう!ヘナを練る準備もいらず、ラップで巻いたりアルミキャップをかぶる必要もなく、サッと塗って置いただけでこんなにも簡単に染められるなんて!
しかも3度目は手袋もせずに素手で塗布(笑)
塗ってすぐに手洗いしたからか、皮膚も爪も染まることなくこれまた楽でした。
これは続けられそうな予感
リライズは、最初の3回は続けて塗布して色素を沈着させ、以降は一週間に1度根本だけ染めればよいとのこと。
最初に染めてから一週間が過ぎたので、継続のためのリライズをしました。こちらもやり方は同じです。簡単なのでこれからも続けていけそうです。
レビューの中には「乾いた髪に塗布するよりも濡れた髪を軽くタオルドライしたあとに塗布したほうが塗りやすいし少量で済む」とあったので、次からはそうしてみようと思います。
私にとっては良いことだらけのリライズですが、できれば茶色が発売してもらえたらなぁと思います。あまりに真っ黒なのはちょっと重いと感じるので。
メラニンを沈着されるということなので黒系以外は難しいのでしょうが、今後期待したいところです。
リライズは値段が安いとはいいがたいですが、サロンに通う必要もなく自宅で手軽にでき、しかも髪が傷まないと考えれば、この値段も仕方ないところかもしれません。
とにかく簡単で手軽!終わりのない白髪の悩みがリライズで解決しそうです。