夏になるとドラッグストアでも制汗スプレーのコーナーが賑わいます。夏だけでなく、どこへ行っても暖房が効き、厚着をしている冬場はむしろ夏よりもニオイが強いともいわれています。
誰しも自分のニオイは気になるもの。狭い空間や満員電車の中、職場や学校で自分のにおいで誰かに迷惑をかけていたら・・・と思うと、制汗スプレーはマナーとしてマストアイテムかもしれませんね。
でもフト不安になりませんか?制汗スプレーをずっと使い続けるということが。
脇の下というのはリンパが通っている大事な場所。そこに日に1~2回、何年も、いや何十年もスプレーをかけ続けるということ・・・
時には「制汗スプレーを使い続けたことへの弊害」として恐ろしい例などを目にすると、とても怖くて使えなくなってしまう!!
だからといって自分にニオイを放置するわけにもいかず・・・
でも大丈夫! ミョウバンを使えば簡単に、そして安全に制汗スプレーを作ることができますよ。
最初に制汗スプレーを使ったのは中学生の時
私が最初に記憶にある制汗スプレーを使っている年代は中学生の時。そう、中学生ですでに某制汗スプレーは発売されており、中学生の間でも大人気でした。
高校生ともなると体育の授業のあと、教室はそれぞれが使う制汗スプレーのニオイが充満していました。今でもその時のニオイを記憶としてよく覚えています。
もしかしたら今では小学生でも使っているのかもしれませんね。となると、大人になるまで何十年間使い続けることになるのか・・・
不安に思った方はぜひ、ミョウバンで制汗パウダーを手作りしてみてくださいね。
ミョウバンを使った制汗パウダーの作り方
それではミョウバンの制汗パウダーの作り方です。材料は以下の通り。
材料としてはミョウバンのみです。
ミョウバンはスーパーの漬物の素のコーナーに置いてあります。ナスの浅漬けを作る際の色止めに使用されることが多いです。最近では「制汗スプレー」として水に溶かして使う方も多いですね。
あとは出来上がった制汗パウダーを入れる容器とつけるパフ、そしてミキサーを準備したらいよいよ作っていきます。
ミョウバンパウダーを作る時は、ミル付きのミキサーがあればとても便利ですが、もちろんミキサーがなければ多少時間はかかりますがすり鉢ですってもいいでしょう。
私が使っているのはこの「パウダープレート」という付属品。もう20年前に買ったミルサーですが、今も愛用しています。
ここにミョウバンをセット。そのままだとこんなに粒子が粗いです。
ガーッとミキサーにかけるとこんな感じ。
きめの細かい微粒子に出来上がります。
私が長年ミョウバンパウダーを使い続けてきて感じたのは、微粒子であればあるほど効果がある気がするということ。微粒子に仕上がったパウダーをつけるとその日は全くニオイが気になりません。
どれくらい微粒子かというと、ガーッとやって蓋を開けた後、煙のように粉が舞い上がり、それによってくしゃみが出るくらいの微粒子w
そして先ほど「その日は」と書きましたが、実は私はミョウバンパウダーをつけたその日と翌日も、またその翌日も、計3日間ぐらいの持続性を感じています。
もちろん人それぞれの体質や環境にもよりますが、だから一度ミョウバンパウダーを作ると1年以上持ちます。もともとミョウバンは安いものなのでコスト的にもとても気に入っています。
この微粒子パウダーを使っていると、夏場などに汗をかいた肌につけるため、さらさらだった微粒子が粒々に固まってくることがあります。そうなるとつけ心地もよくありません。
そんな時はもう一度、ミキサーにかければ元通り♪ 煙が舞い上がるほどの微粒子になったら「効果抜群」の合図ですよ(^-^)
ミョウバンパウダーを作るにはミル付きのミキサーが断然便利
うちにはミキサーが何台かありますが、このミョウバンパウダーを作る時はミルサーを使っています。
大きいミキサーは何かと便利ですが、ミョウバンパウダーを作る時は断然小型の方が使い勝手がいいです。そう大量に作るものでもないので、大きいミキサーだと底の方にぽっちり・・・ということに。
ミルサーの他にもミル付きのミキサーはいろいろあります。
こちらも通販で人気の商品でした。
空き容器に移してパフを使えば塗布しやすい
出来上がったミョウバンパウダーは、お粉が入っていた容器に移し替えてパフを使うと便利。
肌につけてみるとこんな感じ。
肌馴染みが良いので脇の下につけても粉浮きしません。
アルミニウムの毒性に関しては自己責任で
アルミニウムというとその毒性を不安に思う方も多いでしょう。以前は「アルミニウムを摂取すると認知症になる」とも言われていましたが、今はアルミニウムと認知症の関連性はないようです。
ラットを用いた動物実験では、アルミニウムを多量に投与したときに腎臓や膀胱への影響や握力の低下などが認められています。食品の安全性を評価している国際機関(JECFA:FAO/WHO合同食品添加物専門家会議)※では、人が一生涯摂取し続けても健康への悪影響がないと推定される暫定的な許容量(暫定耐容週間摂取量)として、体重1kg、一週間当たり、2mgという値を設定しています。
なお、一時期、アルツハイマー病とアルミニウムの関係があるといった情報もありましたが、現在は、この因果関係を証明する根拠はないとされています。※ FAO(国際連合食糧農業機関)とWHO(世界保健機関)が合同で運営する専門家の会合とし て、1956 年から活動を行っています。FAO、WHO、それらの加盟国、コーデックス委員会(FAOとWHOが設立した食品の国際基準(コーデックス基準)を作る政 府間組織。消費者の健康を保護するとともに、食品の公正な貿易を促進することを目的としています。)への科学的な助言機関として、添加物、汚染物質、動物 用医薬品などの安全性評価を行っています。
※ 厚生労働省サイトアルミニウムに関する情報より引用
あくまでもミョウバンパウダーの使用は自己責任となってしまいますが、効果としてはテキメン! 市販の制汗スプレーを使い続けるよりは安心かなと個人的には思っています。
ニオイが気になるアナタ、ぜひ安全な手作り制汗パウダーのお試しを。