10年通い続けた美容室。悩んで悩んで悩んで、悩んだ末に違う美容室に変えてみました。
「心境の変化」と一言でいってしまえばそれまでなのですが、女性が長く通っていた美容室を変えて他の美容室へ行くって、大変な出来事なのです。
例え年齢を重ねた女性であっても・・・ね(^_^;)
10年通った美容室
これまで長く通っていた美容室は、子供が幼稚園の時のママ友に紹介されたオーガニック美容室でした。
ちょうどその頃、くせ毛の自分には必須と思っていたストレートパーマをやめたいと思っていたことや、ヘアカラーもやめてありのままの自分の個性を生かせる美容室はないかと探していたところだったので、なんとなく行ってみたのが始まりでした。
途中1回だけ浮気をしたものの、ずっと通い続けていた美容室。それをなぜ新しい美容室に変えたのか?と聞かれたら、「なんとなく・・・」としか答えられないかも。
ただ、絶対にその美容室でなければならないということではないです。私の髪は非常に扱いにくいというか、癖が強くて乾燥毛で毛量もあってと「髪の三重苦」抱えていました。
これまでの美容師さんがカットしてくれた髪型が気に入っていたわけではないけれど(正直、もう少し何とかならないかなと思っていたけど、「どうにもならない」と言われた^^;)、他に行くところもないし、また一から髪質を知ってもらうのも面倒だなと。
この美容師の良いところの一つは、マンツーマン施術であること。よくあるじゃないですか、案内はこの人・シャンプーはこの人・カットでやっと担当の人が出てくるも、すぐに他の人のカットに、とか。
それがもう落ち着かないというか、なんとなく邪険に扱われているような気がして。
その点マンツーマンだから案内からシャンプーからカットからブロー・会計・お見送りにしてもすべてその人。それがとても居心地が良かったのです。
ただデメリットとして、気持ちよくシャンプーをしてもらっている途中で電話に立たれてしまうことや、一人でやっているため予約が何週間も先になってしまうことがあり、そのたびに「うーん・・・」と思ってはいました。
整理してみると、
① 最初から最後までマンツーマン
② 仕上がりが気に入っているわけではない
③ シャンプーの途中で電話がかかってくるのが嫌
④ 行きたい時にすぐに予約が取れない
となり、結果的には私にとってデメリットの方が上回っています。これはずいぶん前から分かっていたのですが、「じゃぁここをやめてどこに行くの?」という自問自答。
美容室は星の数ほどある、だけどその中から本当に自分が納得できる美容室に出会えるのかどうか? 疑問です。
そうこうしているうちに10年が過ぎてしまった、という感じ。
新しい美容室
ジムで新しくできたお友達が素敵な髪型をしていたので、興味本位で美容室を聞いてみたところ、ナントそこはうちの近所で、しかも私が高校生の頃からあった美容室(^_^;)
これまで他の美容室に変える候補として、たくさんの美容室が上がりましたが、当然のことながらそこは候補外でした。
なぜなら、私が高校生の頃からある家族経営の美容室では技術もセンスも古臭いだろうと思っていたから。
失礼な話ですが、本当にそう思っていました。だって世の中にはこんな田舎ですら、新しい美容室が次から次にできている時代、なにもわざわざそんな昔からある美容室を選ばなくても、最新機器が揃った美容室はたくさんあります。
だから最初は勧められても言葉を濁していたんです。
もちろんその間も検討はしていました。でもそのたびに「いや、やっぱないわ・・・」と候補から外すことの繰り返し。しかも癖のある自分の髪を、納得いくようにしてもらえるとは到底思えなかったのです。
しかし、そんな古い美容室に行こうと思ったきっかけは、友人のたった一言でした。
「マキさんはきっと前下がりのボブが似合うよ。相談しにいってみなよ」
前下がりボブという言葉に妙に食いついてしまった私!そう、以前から憧れていた髪型の一つでもあったのです。
ただ、私がしたい髪型はナチュラルでもありフェミニンでもあるイメージ。前下がりのボブというと、キャリアウーマンっぽいイメージがあり、顔立ちがはっきりしている私にはちょっと強いイメージが。
それを友人に話したところ、
「それも含めて相談だよ。よく話を聞いてくれるから大丈夫! マキさんなら今よりもっと素敵になるよ(^-^)」と。
この言葉が決め手となり、ついに10年間通った美容室から新規の美容室に行ってみることにしたのです。
新しい自分に会えた気分で新鮮!
新しい場所に出向くというのは、楽しみもあるでしょうが私には不安の方が大きいもの。特に美容室のドアを開けた先にどんな人がいるのか・・・と思うと足がすくむ思いです。
しかし、先ほど薦めてくれた友人が前もって電話で話してくれていたらしく(ありがたいですね)、笑顔で迎えてもらいホッと一安心しました。
友人の「なんでも相談しな。心配に思ってることがあれば全部言えばいいんだよ。ちゃんと聞いてくれるから」という言葉を信じ、自分の髪の癖のこと・どんなイメージにしたいのか・仕上げの方法などなど、ヘアスタイルを決める前に心配なことをすべて話しました。
担当してくれた方も話をよく聞いてくれて、しかもなかなか腕がありそうな雰囲気。最初は「毛先をちょっとカットしてもらう程度で」と思っていたのに、段々「この人にお任せしてしまっても大丈夫」と感じるようになったのです。
そして、いくつかヘアスタイルの提案をしてくれた中から思い切って
「その中でどれが一番似合うと思います?」
と聞いてみたところ、それは私が最も気になっていた「前下がりボブ」でした。
ただ、美容師さんが提案する前下がりボブは私が心配していたようなクールなイメージのものではなく、面長を隠すようなひし形シルエットで、ちょっと髪をまとめて雰囲気を作ってもらったところ、これがとっても気に入ってしまい。
結局、初めて行った美容室で大胆なカットをしてもらうこととなったのです。
それまでの髪型は、5月にカットしたままの重いボブスタイルで、内巻きで肩にかかるくらいの長さ。一つにまとめるにはいい長さですが、髪の多さと黒さとがあいまって重い感じが否めませんでした。
それをうしろの首回りをスッキリとカットし、サイドの髪をふんわりと長めに下すことで小顔効果もゲット!さらには前髪を奥から多めにとったことで若々しいイメージになりました。
一言で言えば「新鮮」! とっても気に入りました。
もちろん家に帰ってからの再現性もバッチリ。私は普段、ドライヤーで乾かして何もつけない派ということも言ってあったので、その状態でも再現できるように仕上げてくれました。
使用したシャンプーやワックスはジョンマスターオーガニックのもので、仕上がりも良く気になったのですが、とりあえず今回は保留にしました。
しつこく勧められなかったのも美容室に対する印象が良かったことの一つでした。自分から気に入って買うのならOKだけど、あまり買え買え言われるのは苦手なので。
次回また行く楽しみもできた
今回、最初にヘアスタイルを決める時に提案されたのは、「ストレートパーマをかけて短くしてみる」「今の長さを変えずに顔まわりに変化をつけてみる」「ゆるふわなパーマをかけてみる」「今残っているストレートパーマを活かして前下がりボブにする」でした。
結局今回は、今残っているストレートパーマを活かしつつ、今後はえてくる根本の癖毛も込みで全体のシルエットのバランスがとれる髪型をチョイスしました。
カットしてもらっている間、「私の髪質じゃゆるふわなパーマは無理」という話をしたところ、やり方次第ではちゃんとゆるふわな髪型もできますよ、とのこと。
そのためには、普段使っていないというスタイリング剤を2つだけ使ってもらうことにはなりますが、それを使えばゆるふわスタイルも全然可能ですよ!と太鼓判を押されました。
こういうのって嬉しいですね。自分では出来ないと諦めていた(そして実際かけてみてもゆるふわからは程遠い、かっちりクルクルパーマになって涙)ヘアスタイルに、条件付きながらもできるなんて!
美容師さんからも、
「今はこのヘアスタイルを楽しんで、この先癖で扱いにくくなったりスタイルが崩れてくるようであれば、その時にまた考えましょう。その過程も楽しんで」
とポジティブなアドバイスをいただきました。
長年私のくせ毛は矯正パーマをあてるしかないと思ってきましたが、顔もたるんできた今、矯正パーマのパッツンスタイルも痛々しい(^_^;)
そんな時だったのでゆるふわなパーマの提案はとっても嬉しかった!
次はパーマスタイルもという楽しみもでき、また次に美容室に行くのが楽しみになりました。勇気を出して美容室を変えてよかった!
こういう決断も私たち世代には必要かもしれませんね。あのまま「長年通っているから」という理由だけで前の美容室に行っていたら、今のこの新鮮な気持ちには一生なれなかったかも。
勇気を出してよかった。背中を押してもらってよかった(^-^)
髪型を変えると(そしてそれが自分にピッタリ似合っていると)本当に気分が上がりますね。