どんな靴を履いても靴擦れが出来てしまうのが悩みの私にとって、「長く歩いても足が痛くならない靴探し」は永遠のテーマでもあります。
もちろん運動靴であれば靴擦れが出来ることは比較的少ないのですが、ちょっとしたところにお出かけする際、運動靴ではちょっと・・・という場面もあります。
普段からハイヒールを履く必要はないのでもっぱらぺたんこ靴ばかりですが、できるならば
足が痛くならず年相応のデザイン
の靴があれば・・・と常にアンテナを張っています。
そして今回、リゲッタ(Re:getA)という靴の評判を聞きつけ、アマゾンワードロープの30日間返品無料という制度を利用して気になった2足を取り寄せてみました。
そこでいくつかのことがわかってきました。
リゲッタ(Re:getA)とは?
まず「リゲッタ(Re:getA)」とは何なのかを軽く説明していきます。
リゲッタは、靴職人兼デザイナーの高本泰朗(たかもとやすお)さんがが2005年に立ち上げた日本製シューズ・ブランドです。
リゲッタの前身は「タカモトゴム工業所」で、サンダルを主体とした靴の受託製造を行っていましたが、2005年に父・高本成雄さんから次男・高本泰朗さんに経営を継承する際に現在の社名に変更されたのだそうです。
当時は20代後半と若い経営者ではありましたが、靴職人としての独特の感性とオリジナリティ溢れるデザイン性・コンフォート・シューズとしての機能性を重視し、足の悩みを抱える女性たち・普段は気を張っておしゃれな靴を履いている女性たちの休“足”場所でありたいという願いから、履き心地と歩きやすさを追求したブランドが【Re:getA(GETA(下駄)」を「Re:(もう一度)」】なのだとか。
実は以前リゲッタのカヌーを購入した過去もあり
ところで私はリゲッタの靴を履くのはこれが初めてではありませんでした。
以前、冷えとり健康法をしっかりしていた時に、「靴下の重ね履きをした時にもお洒落に履ける冷えとり靴」という目的で、リゲッタ・カヌーというサンダルを購入しました。
購入したのは2013年。冷えとり健康法をしっかり行っていた時期で靴下の重ね履きを6枚ぐらいしていたので、「LL(25〜25.5cm)」サイズをチョイスしたのですが・・・

当時はまだまだリゲッタの口コミが少なかったため、サイズ感がつかめないままネット購入しました。
靴下の重ね履きをして履いてもさすがに大きく、大きいだけでなく歩きにくかったため返品しようとしたところ、うっかりソールに傷をつけてしまったため泣く泣く買い取りに。
その後もたまに思い出して履いてはみたものの、大き過ぎて歩くのにも運転するのにも危険だったためその後処分した・・・という経緯があったのでした。
その時にサイズが大きかったとはいえ、リゲッタの特徴であるソールの感覚もよくわかっていたので、今回も

という期待を胸に取り寄せてみたのです。
リゲッタドライビングシューズ
今回取り寄せたのは、以前のサボタイプとは違って「ドライビングシューズ」というものです。
サボは昔から大好きなデザインで、普段着ていた麻素材の服ともよく合っていたのですが、この年齢になり麻の良い面でもあるシワ感が、なんとなくくたびれて見えるというか、残念なのですが似合わなくなってきたのを感じたため、それと同時にサボからもだんだん遠ざかってきていました。
と同時に、ドライビングシューズという、カジュアルではあるけれど歳相応というか、キチンと感がある靴に着目するようになりました。
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これが新たな年代を迎えた自分にとってはピッタリの選択で、以来こういうタイプの靴を好んで履くようになりました。
今回も、気になっていたリゲッタにドライビングシューズがあるということで、期待を込めて注文したわけです。
サイズ感と履き心地
取り寄せたリゲッタは2足。色違いとワイド幅違いの2種類を履き比べてみようと思ったのです。
まず1足目はカジュアル ドライビングローファーです。
・サイズ: 22.0~22.5 cm (s)
・色: ライトオーク
なるべく足になじむような色にしたかったので、ライトオークという色を選びました。
まず箱から取り出して思った最初の印象は、「値段相応には見えないな」ということでした。
これはいくつかの口コミにも書いてあったので理解していたし、そもそも素材が人工皮革であることを分かった上で購入したのですが、それでも安っぽさが否めませんでした。
ただし、私が靴に求める優先順位は「長く歩いても靴擦れが起きないこと」なので、この場合は第一印象はあまり問題ではありませんでした。
さて、サイズですが私は普段23.5cmの靴を履くことが多いのですが、リゲッタを購入した方たちの口コミを見ると、その多くが「サイズを一つ落とした方が良い」とありました。
以前購入したカヌーでも同じことを感じたので、通常の1つ下のサイズである「22.0~22.5 cm (s)」を注文していました。
早速履いてみたところ、履いた瞬間は足によくフィットしていい感じだったのですが、家の中を歩いてみると足指がつま先に当たることがわかりました。
少しの違和感だったのですが、経験的にこの見過ごしが後悔に繋がることを知っているため、慎重に履き心地を感じ取ってみることにしました。
普段靴擦れする部分はかかとと小指の外側です。リゲッタを履いて家の中をぐるぐると歩き回ってみたのですが、この部分に関しては問題がなさそうです。
ということはこの時点でリゲッタは私の足にとってかなりまれで貴重な靴であることがわかります。というのも、これまで履いてきた靴はこの2点に関してほぼ全滅だったからです。
ただ今回の場合、やはりつま先が当たることがどうも気になります。ましてやリゲッタの場合、足先が当たる場所が人工皮革の部分ではなくソールがめくりあがった硬い部分であったため、長く歩いているうちに痛くなるのは簡単に想像できます。
うーん、やはりリゲッタはサイズ選びが難しいです。もう一つ上のサイズ、普段私が履いている23.0~23.5 cmを選べばいいのでしょうか・・・?
そしてもう一足はドライビングローファーというもの。
こちらはぐっとスポーティーなイメージですが、前出と変えたのは「3E」であるということ。
・サイズ: 22.0~22.5 cm 3E
・色: ネイビー
今回はサイズだけでなく、3Eとそうでないものも履き比べてみたかったので、ネイビーバージョンはワイド幅のものを選んでみました。
こちらは足のサイズに関しては先ほどと何ら変わりはなかったのですが、なぜか3Eであるこちらの方が若干きつめであるということ。
比べてみると、3Eタイプの方がそうでないものよりもピッタリしているのがわかります。
リゲッタを履いてつま先を持ち上げてみると、3Eではない方がパカパカします。
甲の部分も、キツイわけではありませんがしわが寄ってしまっています。
リゲッタのドライビングシューズを購入した方の中には、「同じものでもサイズにばらつきがある」といったような口コミがありました。もしかしたらこういうことなのかもしれませんね。
迷った末の決断
やっと靴擦れのできない靴に出会えたか・・・と思えたリゲッタでしたが、これまでの経験を踏まえ、今回は購入を見送りました。
プライムワードローブを利用したので返品が無料でできるというのがありがたかったです。この制度は靴を通販で購入する際のデメリットを払拭してくれる新たな試みですね。
最初は返品ではなくサイズを変えて交換するつもりでしたが、値段と見た目が私の中では納得がいかなかったという点と、値段に相応する履き心地の良さが今回は求められなかったのが返品の理由です。
残念ですがこれからもまた靴探しの旅を続けます。
リゲッタを購入する際の注意点
以上の経験を踏まえ、私が感じた通販でリゲッタを購入する注意点をあげてみます。
値段と見栄えに納得がいくか?
サイズはレビューは参考になるが実際に履いてみないとわからない
歩きやすさ重視なら買い
何度も書いてきましたが、価値観というのは人それぞれですから、私のように値段と実物が折り合わないと思う人もいれば、そうは思わない人もいるでしょう。この辺はあまり問題はないかと思います。
問題はやはりサイズでしょう。特にネット通販においては靴を選ぶのは至難の業だと思われます。
だからどうしてもリゲッタを購入したい、リゲッタを履きたいというのであれば、サイズ違いを2足取り寄せてみるのもいいかもしれません。
22.0~22.5cmを1足と23.0~23.5cmを1足、またそのどちらかを3Eにしてみてもいいでしょう。サイズはあくまでも目安と考えておくといいかもしれません。
その際、商品到着後30日以内であれば商品代金(税込)および国内返送料を返金するというプライムワードローブを利用するととても便利ですよ!
今回は残念ながら返品となりましたが、リゲッタの歩きやすさに関して言えばピカイチでした。構造上、前へ送り出すような仕様になっているのか、前へ前へと進むのがとても楽だったので、サイズさえ合えば長く歩くのが苦にはならないかもしれません。
靴選びはなかなか難しいですね。特に私のように何を履いても靴擦れしてしまうと、この先靴擦れをおこさない靴はないのでは・・・?と思ってしまいます。
でも懲りずにめげずに、自分に合う靴を見つけていこうと思っています。