少し前にパーソナルカラー診断を受けてきました。
それまでネットにある無料パーソナルカラー診断では「オータム」という診断、そしてオータムの特徴が全て自分でも納得がいくものであったため、「オータムである」とプロからの確認を得るために行ったようなものでした。
それが・・・まさかの「スプリング診断」!!
その時の経緯を追って書いてみます。
「やりたいことリスト」の一つだったパーソナルカラー診断
パーソナルカラー診断を受けることは、私の長い間の希望の一つでもありました。
参考 【50代】これからの人生でやりたいこと100のリスト
ネット上でパーソナルカラーの無料自己診断サイトが出回るようになってもずっと、「一度はプロのパーソナルカラーを受けてみたい! ドレープを乗せてみたい!」と思っていました。
パーソナルカラー診断を受ける気は満々、でもなかなか受けられなかったのはお願いしたいと思える先生に出会えなかったから。
なんでもそうなのですが私の場合、誰に受けてもいいわけではなく、誰から受けるかがとても重要。そこに至るプロセスを重視しています。
できれば近くにそういう先生がいればいいけれど、かといって遠くまで一日がかりで出かけていくのはまたちょっと違う。
だから、いつか良いタイミングで信頼できる先生との巡りあわせがあれば・・・と思っていました。
そんな時に偶然、検索してたどり着いた先生のサイトを端から端まで読み、ブログを全部読んでみて、
「この先生だ!」
と感じたのです。
特にブログに書く文章やもの事のとらえ方を知るというのはとても重要で、それを知った上でやっと安心してお願いできるのが私のいつものパターン。
家からは車で30分ほどの場所でしたが、これは幸いと言っていいでしょう。いよいよ念願のパーソナルカラー診断を受けに行くことになりました。
パーソナルカラーで最大限に個性を引き出している先生
指定された場所は先生の自宅ではなく、レンタルスタジオのような場所でした。しかしそれが逆に生活感を感じずに済み、とてもリラックスした状態で診断を受けることが出来ました。
診断をしてくれるK先生は、この道が随分長いようですがお子さんがまだ小学生ということだったので40代前半といったところでしょうか。
ショートカットで笑顔がとってもキュート。話し方も柔らかく、かといって硬い感じもない、とても緊張しないで済む方。私にとってこういう方はとても貴重です。
先生のその日のファッションは、紺色のブラウスに白をベースにしたスカート。スカートの上には鮮やかな色がパッと散っていて、華やかだけど決して派手ではなく、「おしゃれ上級者」と言った感じ。
服装だけでなく、髪型もヘアカラーもタイツの色もどこを切り取ってもステキで、パーソナルカラーを最大限に活かし自分の魅力を引き出しているという感じ。
ただ先生いわく、
「子供の保護者会の時にはオーラは消すわよ」
と言っていました(笑)。確かに、不用意に魅力を振りまく必要はないですね。こういうオンとオフも見習いたい!
時々ジョークを交えつつ楽しく診断が始まりました。
まさかの「スプリング」という診断
最初に軽く問診票のようなものを書き込んで、いよいよ診断のスタートです。
まずはドレープを前に並べ、それぞれのパーソナルカラーが持つ特徴を説明していきます。
その前に先生から、「自分ではパーソナルカラーは何だと思います?」と聞かれました。当然のことながら私はオータムに間違いないと思っていたので、「多分オータムで間違いないと思っています。」と答えました。
その後ドレープの説明が始まったのですが、なぜかスプリングの話が長かった!スプリング・サマー・オータム・ウィンターと説明が続くので、一番最初のスプリングはつい長く説明してしまったのかな?と思っていました。
でもその理由がわかったのは、鏡の前でドレープをあて、自分の目でどの色を乗せたら自分が輝くのかを実際に確認し、「ということは、あなたのパーソナルカラーはスプリングですね」と診断が下ったあと。
そう、先生は最初から私はスプリングだろうとあたりをつけていたからこそ、スプリングの特徴を詳しく説明していたのです!
スプリングの特徴というのは、明るくてキラキラしていて元気で、という私とは正反対のもの。似合うとされている色も濁りのないカラーで、パンジーの黄色・チューリップの赤・若葉の黄緑色といった、私がこれまで絶対に着たことのない色ばかり。
そんな色がまさか自分のパーソナルカラーだなんて、誰が想像したでしょう!とにかく診断が終わった後でも呆然としてしまっていました。
でも実際にドレープをあててみると自分がスプリングだというのはハッキリわかりました。
まず、ウィンターは全く似合いませんでした。似合う・似合わないというレベルでなく、あてた瞬間に顔色が濁るのがわかるほど!これを知らずに服を着ていたら・・・と思うとぞっとするほどでした。
サマーはウィンターほど違いがわかりませんが、似合うとは言い難かったかな。
オータムはこれまで自己診断でそうだと信じ込んでいたし、実際に着ると似合う色だったので疑ってもいませんでした。
でもオータムは似合いすぎるのです。似合いすぎて沈みます。地味。この一言に尽きます。似合わなくない、むしろ似合っている、だけど着ると輝けない、という感じでしょうか。
それに比べ、ドレープをあてた瞬間に顔色がパッと明るくなり、驚くことに目がキラキラと感じられる(本当にキラキラするのです!)のがスプリングでした。
最初は戸惑ったし受け入れられなかったけれど(とにかく派手な色なので)、時間が経って行くうちに少しずつスプリングのカラーを受け入れられるようになりました。
そして、スプリングカラーをそのまま使うのではなく、スカーフやバッグなどワンポイントとして使うところから始めればいいということを聞いてちょっと安心。
一番いいのはキャミソールにパーソナルカラーを使うことだそう。インナーなら見える範囲が狭いから初心者でも取り入れやすいし、なによりそんなちょっとしたさし色で途端に顔が華やぐというのですから・・・
まずは頭から拒絶せず、できる範囲で初めてみようと思います。
パーソナルカラー診断で見えてきた自分の本質
今回受けたパーソナルカラー診断では、ドレープをあててのカラー診断と、それに伴う似合うメイクアップやヘアアレンジをしていただきました。
それらをしていただいている間、先生といろいろな話をしました。その中でフト、昔のことを思い出しました。
それは、私は子供の頃とても明るくて人見知りも全くない少女だったということ。
初めての場所に臆することもなく、知らない子にも「一緒に遊ぼうよ!」と声をかける子供でした。
今では信じられないくらい!
今の自分は人見知りだし知らない場所に恐怖すら感じるし、人とあまり関わりたくないと思っていました。先生にも「暗いんです、私」と正直に言いました。
そんな私だからこそ、元気が特徴のスプリングなんてありえない!と思ったのです。
でもフト、そんな明るかった子供の頃のエピソードを思い出したので先生に話してみました。
すると、
「そうでしょう、それがマキさんの本質なんですよ。成長する過程でいろいろな経験をして人見知りになったかもしれないけれど、マキさんの本質はスプリングです。」
と先生。
この言葉を聞いてあやうく涙が出そうになってしまって困りました。私の本質が明るく元気なスプリングだなんて!
でも不思議なもので、この診断を受けている途中からどんどん・・・なんて言うのでしょ、勇気が出てきたというか? 先生の言葉を借りれば「スプリングの本質が目覚めてきた」とでも言うのでしょうか。
診断が終わってスタジオを後にする頃には、まるで生まれ変わったような気持ちにすらなったほどでした。
そう、私は変われる! というより、元々持っていた自分を取り戻せる!そう強く感じたのです。
どの先生でも良かったわけではない、K先生のパーソナルカラー診断だから良かった
今回、念願のパーソナルカラー診断を受けてみたわけですが、一つわかったことがあります。
それは、どの先生でも良かったわけではなくK先生のパーソナルカラー診断だから良かったのだということです。
これは先生もおっしゃっていたことなのですが、先生とはもちろん初対面にもかかわらず、なぜか不思議な縁のようなものを感じていました。
初めてあったとは思えないほど話したいことが次から次にあふれ出て、気づけば予定時間を1時間も!オーバーしていたほど。
そんなK先生だからこそ、これまで記憶の奥の方に封印されていた「私が元気で明るくて人見知りじゃない過去」を思い出せたのでしょう。
私はもともとスプリングの特徴である「元気」「明るい」という要素を持っている、その言葉がどんなにか私の背中を押してくれたことか。
長い間パーソナルカラー診断を受けるタイミングを待っていましたが、まさに今がその時だったのでしょうね。
パーソナルカラー診断を受けたのに、なぜかヒーリングを受けたかのような、不思議な気持ちで帰宅しました。
パーソナルカラー診断と検索すればいくらでも検索結果が簡単に出てくる時代ですが、その中からどこを選ぶのか、それが重要です。
もしあなたが今後診断を受けることがあれば、良い先生に巡り合って欲しいなと心から思います。