その年の無病息災を願って1月7日に食べる七草がゆ。お正月の祝膳や祝酒で弱った胃を休める為とも言われています。
本来七草がゆに使うのは「セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロ」ですが、大原千鶴さんいわく「七草は雑草。蕪だけの方が美味しいんです」とのこと。
確かに、七草の苦みが苦手という方も多いかもしれません。その点、大原千鶴さんのレシピは「スズナ=蕪」のみ。苦みもなくとても美味しくいただけます。
旨みは鶏から、味付けは塩のみとシンプルな味付けですが、食べると体がお腹の中から温まり、冬の朝食に毎日でも食べたいと思う美味しさです。
(NHKあさイチ 鶏肉とかぶのごちそうがゆ 2018年1月4日放送)
大原千鶴さんの鶏肉とかぶのごちそうがゆのレシピ
それではレシピを紹介します。
材料はこちらです。
材料 4人分 | |
米 | 1合(180ミリリットル) |
水 | カップ6 |
鶏もも肉 | 1枚 |
かぶ(葉付き) | 1コ(200グラム) |
塩 | 小さじ1 |
卵 | 2コ |
梅干し | 1~2コ |
鶏肉とかぶのごちそうがゆの作り方です。
作り方 |
1. 米は洗って鍋へ入れ、その上に鶏もも肉をおく。水を加え、強火にかける。沸騰したら鍋底の米をかき混ぜ、ふきこぼれない程度に火を弱め、少しずらしてふたを置き、17分間煮る |
2. かぶは茎を落とし、皮を厚めにむいて、6~8等分のくし切りにしてから5ミリ厚さに切っておく。茎のやわらかい部分を5ミリ長さの小口切りにする |
3. 1~2時間ほど常温においた卵の底にピンで穴を空け、熱湯の中に入れて7分間ゆでる。ゆで上がったら、すぐに冷水につけて冷めたら殻をむく |
4. 【1】の鍋にかぶを入れ、塩を加え、半透明になるまで2~3分間煮る。鶏肉を取り出して火を止め、かぶの茎を入れてふたをして少し蒸らす。鶏肉は食べやすい大きさに切る。 器に盛りつけ、【3】を半分に割ってのせて塩(分量外/少々)をふり、ちぎった梅干しをのせる |
まとめ
私はいつもご飯を炊くときに使っている「かまどさん」で作りました。
しかしよく考えれば当然なのですが、かまどさんは内蓋がありそのおかげで美味しいご飯が炊ける利点があるわけですが、その蓋をして点火したため、気づいた時には大量に吹きこぼれていました・・・
そんな失敗がありつつも、出来上がったおかゆの美味しさに小さなことなど忘れてしまうほど。簡単な作り方とシンプルな材料で、ここまで旨みが引き出せるものなのかと驚かされます。
ポイントは2つ。
1つは、沸騰したら鍋底から米をかき混ぜること。これを怠ると米がくっついてしまい、後始末も面倒だしなにより味を損ねるような気がします。
2つめは、思い切って塩を入れること。
この分量に塩小さじ1は多いのでは?と思いましたが、鶏の旨みや米の甘味を引き出すためにはこの量が必要だと思います。
とにかく簡単で美味しいので一度作って食べていただきたいです。とろんとろんになった蕪に火傷しないように注意してくださいね。