「更年期」と聞いて思い浮かべる症状って何でしょうか。
やっぱり一番最初に思い出すのは「ホットフラッシュ」ではないでしょうか。
ホットフラッシュとは
更年期の女性に突然おこる一時的なほてりの症状。更年期障害で、もっとも多くみられる。顔のほてりや発汗などの症状を伴うため、「顔面紅潮」ともよばれる。卵胞から分泌される女性ホルモンの一つであるエストロゲンが、血中で著しく低下・消失することが原因とされる。
(出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ))
私が通っているジムには更年期真っ最中の人も、すでに更年期を過ぎた方もいるのですが、その方たちに話を聞くとみなホットフラッシュを経験しています。
私はといえば、ホットフラッシュの症状こそないものの、これまでとは違う体の変化が次から次へと起き、そのたびに戸惑いを隠せないでいます。 更年期世代の女性なら一度は耳にしたことがあるであろう、「エクエル」。更年期にまつわるさまざまな女性特有の症状に対し、「エクエール」という成分が効果ありとのこと。 エクエールを使用したサプ ...
エクエルのお試しセットを飲んでみました
今振り返ってみて、「あぁ、これも更年期によるものなのか」と思える症状がいくつかあります。その真っ最中の時は更年期とその症状が結びつかず、一人苦しい気持ちで過ごしていました。
しかし、それもこれも「更年期だから仕方ないよね」と思えば割と楽。ジムでは何かあるごとに「更年期だからね!」という合言葉になっています。
今日は私の体に起きた変化の中で気が付きにくかった、肌の変化についてお話します。
肌の変化
私は基本的に丈夫な肌質で、これまで皮膚トラブルには全く持って無縁で過ごしてきました。どんな化粧水や化粧品を使っても肌荒れすることもないし、化粧水を使っても使わなくても問題なし。
体もボディクリームを塗る必要もなかったし、顔に関しては脂性肌が悩みの種だったため、しっとり系の化粧品は無縁でした。
今でも顔は「肌断食」と称して何も塗らないで過ごすこともあるし、塗ろうが塗るまいが肌トラブルはいまだにありません。これはありがたいことなのかもしれませんね。
ところが、です。
顔はそんな状態でも、体の皮膚は更年期にいち早く反応しました。顔の皮膚よりも体の皮膚の方は更年期を迎えることになったのです。
体の痒み
まず感じたのは体の痒み。
もともとすぐにあちこちが痒くなる方ではありましたが、気が付けばしょっちゅうどこかを掻いているようになりました。
特に背中は痒いと思ったら痒くて痒くてたまらなくなってしまうので、常に近くに孫の手を置いておくようになりました。
体が痒くなるようになったとはいえ、基本的に皮膚が丈夫だからでしょうか、ボディクリームを塗るほどではないし、夜中に痒みで眠れないということもありません。
ただ、明らかに以前に比べると体の皮膚は乾燥するようになったと言えるでしょう。
ゆず湯でケロイド状態に
そして一番驚いたことがこれだったのですが、ある年にゆず湯に入ったところ、肌にするどい刺激を感じるようになりました。
それまではそんなこと全くなかったのに、ある年突然そうなりました。柚子をつぶさずに湯船に浮かべ、香りを楽しんでいる程度ならなんともないのですが、柚子をつぶしてしまうと刺激が強すぎるようです。
そのまま我慢して(今思えば我慢する必要もないのですが)入り続けたところ、太ももの裏側がケロイドのような状態になってしまったのです。
水ぶくれのようになり、今でもそのあとは残ってしまっています。
これにはとても驚いたし、どうしてこれまで普通になんともなく入っていたゆず湯にこんなに刺激を感じるのかわかりませんでした。
しかし今振り返ってみると、まぎれもなく更年期による肌質の変化といえるでしょう。
残念ですが、ゆず湯はお湯に浮かべて楽しむことに。
新しい自分を楽しんで。
更年期による変化は、なんとなく気持ちが落ちるものです。テンションが上がるはずもありません。
しかし、「そういうもの」と思って対処をすればなんてことはありません。
若いころと違うのは当然のことです。その状態が長かったのだから、今新しく起きている変化に戸惑うのは当たり前。これから慣れればいいだけのこと。
新しい自分の幕開け、今はそのスタートラインに立っているところ。これをクリアしたら私の更年期以降の生活はきっとバラ色になるはず!
何かと暗くなりがちが更年期ですが、未来への自分へ脱皮している途中なのだととらえてみてはいかがでしょうか?