全粒粉パンを作るため、発酵フードメーカーで生種起こしをしました。
安定した生種作りができるのですが、使っているホームベーカリーでも生種が起こせるのでそちらで試してみました。
結果、今後はホームベーカリーで生種起こしをすることにしました。
生種おこし容器が見つからない
ホームベーカリーがあるのに、なぜそれを使わずに発酵フードメーカーを使ったのかといえば、付属していた「生種おこし」の容器が見つからなかったから。
うちのホームベーカリーはずいぶん年季が入っていて、母が自分で使ってとても便利だったからと突然買ってプレゼントしてくれたもの。軽く10年は経っているはず!(多分2007年製)
その間、頻繁に使っていた時期もあれば、すっかり遠のいていた時期もあり、全体を通して比較的使用頻度が低かったため、現在も使えているのかと思います。
ただ使うといってももっぱらイースト菌で食パン作りをしていただけなので、付属していた容器が果たしてどこへ行ってしまったやら・・・
処分するということは考えられないので、戸棚のどこかに入り込んだままとなっているのだと思われます。
そのため、ホームベーカリーに生種おこし機能があるにもかかわらず、発酵フードメーカーを使ったというわけです。
ただ、フト思い出したのが「母も同じものを使っている」ということ。しばらく前に聞いた時はもうパン作りもしていないということだし、もしかしたら生種おこしの容器があるかもしれません。
淡い期待を胸に電話したところ、母から返ってきた答えは「そんなものあった?」(^_^;)
存在すら覚えていないものを探して・・・というのも酷だとは思ったのですが、気長に待つことにしました。
しかし母から電話がかかってきたのはそのわずか5分後。戸棚を開けたらすぐに「生種おこし」と書いた袋があったとのこと。ラッキー♪
そのありがたい生種おこし容器を使い、ホシノ天然酵母を起こしてみました。
ホームベーカリーを使った天然酵母の起こし方
ホームベーカリーでホシノ天然酵母を起こすのに難しいことは何もありません。しいて言えば道具を消毒することでしょうか。
私が消毒に使っているのはこちら。
手軽で本当に便利。
それでは生種の起こし方です。
【材料】
●パン作り4~5回分
ホシノ天然酵母(粉末) 50g(1袋)
30℃のぬるま湯 100ml
【準備】
- 生種容器にぬるま湯を入れる
- 「ホシノ天然酵母パン種」を入れてよくかきまぜる
- 生種容器のふたをする
- パンケースに生種容器を入れる(羽根はつけない)
【作り方】
- 「天然酵母」を選ぶ
- 「生種おこし」を選ぶ
- 「スタート」を押す
- ピッピッと鳴ったら「取消」を押し、生種容器をすぐ取り出して冷蔵庫で保存する
1日1回かき混ぜて1週間以内で使い切る
出来上がった生種は冷蔵庫で保存します。また、1日1回はかき混ぜてた方がいいようです。
作った生種は1週間以内に使いきならないとパンの膨らみが悪いそうですが、多少劣りますが膨らまないこともないようです。
それから残った生種と新しい生種は混ぜてはいけないそうです。私は中途半端に残りそうなときは全部入れてしまいます(^_^;)
生種が50g近く入る時もありますが、問題なく焼けています(※自己責任でお願いします)。
簡単ですが時間がかかる天然酵母の生種起こし。だからこそ手作りパンがより一層美味しくなるような気がします。